MのBL徒然日記

ざっくりふんわりとBL系中心のブログ

恋と嘘 ネタバレ感想 (ノーマルも百合もいける腐女子目線)

アニメの1話を見て、ちらっとほかの方の感想を読んで、仁坂くんが根島くんにキスして顔を赤らめるシーンがあると聞き、アニメ3話でキスをした後、根島くんに高崎さん好きなの?と聞かれてした仁坂くんの表情で完全に落ちて
アニメでやるから単行本買わない……!
と決めてきたのにいつの間にか2巻から6巻を買って読み切ったので
検索してもあまり見つからなかったホモ的観点からの感想もろもろをざっくり書いてみようかと思い至りました。


※2時間で5冊読み、そのままの勢いで書いてるので、勘違いや覚え間違いがありますがそれでも良ければどうぞ。色々好き勝手言ってます。


全体の感想

ホモ的感想(ネタバレ満載)

その他で萌えた関係(ネタバレ満載)





とりあえず思ったことは4人全員が幸せになる道はないんですか……!??と叫びだしたいくらいにはみんなの気持ちがぐっと心を揺さぶってきます……
高崎さんも真田ちゃんもどっちも可愛くて切ない……
サブキャラ達にもそれぞれ何かあって全員が幸せになって欲しくて、地面を掻き毟って、それでも何も出来ずに胸の前で両手を握りしめただただ祈りを捧げたくなるようなそんな気持ちになります(何を言っているんだ)
ノマカプの絡むドロドロ恋愛ものでこんなに好きになったのは久しぶりだ……。


他の方の感想を見ていると仁坂くんと根島くんの関係の描写はあんまり無いのかなぁ
そりゃホモなんて少年漫画誌でそこまで大々的に出せないからなぁ……
とか思ってたら想像していたよりもっとずっと仁坂くんにもスポットが当たっていて、3大ヒロインって感じだった(ゲンドウポーズ)

(クソどうでもいいけど腐女子的には仁坂くんは攻めで根島くんが受け)


しっかりと根島くんと仁坂くんの関係性も描写されてます。
ホモの部分気になるけどどうせ薬味みたいに軽いものなんでしょ〜?って思ってた私は間違いだった。
めっちゃ良質なホモが……切ない系のホモが……読めるぞ…(語彙力を失ったオタク)
ただ高崎さんも真田さんも根島くんとちゅっちゅぺろぺろしたり、ガッツリではないけどノーマルなのでノーマルな性描写を匂わせる表現があるのが苦手だとオススメできない。まぁ少年漫画だしそっちの方がテーマだから当たり前なんですけどね!
女の子達の表情がすごいえっちで可愛いしむしろ私が根島くんに場所変わってほしいくらいだ。

どろどろなのに爽やかに見えるのは私だけかな。

と、ずらっと言ってみましたが、私が言いたいのはそういうことではない……!
仁坂×根島の素晴らしさを語りたい。ただそれだけだ。
そして恋と嘘を布教したいだけなんだ。

ネタバレたくさん。
ヒロインが二人いるから想いのバランス的にはそっちに比重かかってるかなぁと思いつつ一気に読んでみると

真田4:高崎4:仁坂2。もしくは3.5:3.5:3。
の割合で絡みがあった気がするので3大ヒロインというのも間違ってはいないのかも……?



…………………………………


さらっと色々感想読んで見てみかけたのが1巻のキスシーンくらいなのでそれ以外を。


高崎さんと真田ちゃんとデート的なことをする度に根島くんは仁坂くんを誘う。ことあるごとに仁坂くんを頼りまくってるのが信頼を伺えるし、仁坂くんが唯一心を許しているのが根島くん。なんだそれは。
何回かデートしてるけど半分は仁坂くんがいるのどうにかした方がいいのでは?
仁坂くんは仁坂くんで、根島くんの誘いを断るのに根島くんのアレやこれやと誘う文句にため息付きなら仕方ねぇなぁ……と付き合ってあげるのがやばい。

アニメ見て気になる人いるのかな?オープニングの蛍のシーンは、真田ちゃんがキャンプに行くのに高崎さんを連れてくるって言い出したので、男もう1人連れてこなきゃ……!ってことで仁坂くんを誘う。
「男同士でキャンプって趣味悪……」みたいな完全に2人で行く気になってる仁坂くんが待ち合わせに来たら、女の子達がいるという罠。
真田ちゃんにはお前処女だろって言った前科があるので気まずいだろばか、と。
それで4人で遊びに行って、そこで真田ちゃんが喘がせたり高崎さんのおっぱいに抱きしめられる(間違ったことは言ってない)根島くんやら、蛍を見る4人やらがあるけどそこはコミックをどうぞ。
全員で手を繋ぐシーンは是非アニメで見たいですな!

それから度々仲良しを見せつける二人。


特に大きなところが文化祭なんですが

文化祭はクラスでロミジュリをやることになって、高崎さんがジュリエットに抜擢されたらしい。
果たしてロミオは誰にするのか〜って話をしていたのに、知らない間に配役を男女逆転させるって話になっていて、ロミオ高崎、ジュリエット仁坂で劇をすることに。
ジュリエット衣装が女装ってことで役降りる、笑いものにされるだけだろ。という仁坂くんに対して、降りないでみんなと劇をしようよと言う根島くん。
詳細はマンガを読んで欲しい。

ただここで根島くんが「ロミジュリって僕達に似てると思うんだ」とか「仁坂がやってくれたら世界で一番綺麗」とか口説き落とされて観念する仁坂くん。

政府の講習というか性教育というか
もっと言ってしまえばセックス講座でホテルの個室に入れられてキスしたりと一悶着あった根島くんと真田ちゃんはまだギクシャクしてるんだけど、文化祭には誘ったりする。
そこで真田ちゃんは学校でできた友達と文化祭に来たりしてそこでまた色々あったりしてまた色々と人が複雑に絡み合う。
一番最初の高崎さんと運命の相手だという誤(?)メールを送ったらしい高崎さんの中学時代の友達の女の子の五十嵐さんが来たり。
そういう謎はマンガを買おうね!
ここは萌え語りだからね

私個人としては攻めの女装が好き(だからこの作品はホモではない)なので大変良かったのです。
仁坂くんのお母さんがアイドルだか女優だか(番外編で仁坂両親の出会いがあるよ)なのですごく美人さんなジュリエットになるんですよ。
劇前にも劇本番も色々あるんだけど萌えとしては舞台後。

撮影に付き合う義理はないとウィッグを外して着替えに行く仁坂くんは根島くんに脱ぎづらいから手伝えと連れていく。
そこで背中のファスナーを引き下ろしてページ上半分ほど仁坂くんの背中がむき出しになるんだけど、それを見ながら根島くんが「(仁坂ってこんなに肌白かったんだ……)」って思うものだからそのシーンで私は本を空へ投げるかと思ってしまいました。

ここ以外にもホモ的萌えどころはちょろちょろ散りばめられてるので、是非!単行本を!(ダイマが酷すぎる)

2人の絆や会話がすごく良いです。仁坂くんが片思いしてると(仮定して)深読みすると、切ない萌えが襲いかかってきます。

女の子説を見かけたこともあって可能性としてはなくもないなぁと思ったものの、アニメで男性声優さんがやっていることからも、男の子で確定だと思っていますが……それはどうなることやら……。
色んな仮設もあるし、LGBT的な考えもあると思いますが、腐女子としては好きになった人がたまたま男だっただけって言うのを推したい……そこんところどうなんですかね?





続いてホモ関係ない個人的に萌えた(?)部分。



高崎さんと真田ちゃん。
根島くんと高崎さんが教会でキスしてしまって、真田ちゃんに後ろめたいことがある中、色々と忙しかった高崎さんがテストで赤点あってやばいってなってるのを聞いた根島くんがごめんと謝りながらも真田ちゃんに赤点の連絡をしたところ、学校にいるにも関わらず心配した真田ちゃんが高崎さんに電話をかけて「気をしっかり持つのよ!」と声をかけた途端、高崎さんが「りりちゃーん!!」とわんわん泣き出して周りの子が『ぎょっ!?』としてた訳ですが。
高崎さんが真田ちゃんに心開きまくってることがわかって、あれ、これ百合もありなんじゃね?って思ってしまった。
この二人の仲のいいところを知れば知るほど辛くなっていくのやめて欲しい。
付き合った時間は短いけどこの二人も運命だったんだなぁと思ってしまった……。
これ百合薔薇でくっついた方が納まりよくない?(良くありません)


仁坂くんと高崎さん。
この二人は互いに目配せ(にらみ合い)したり、ひっそり会話したりしていて、仲がいいの?悪いの?って感じはあるんだけど、個人的にはそこまで嫌いではないけどいけ好かない同族嫌悪に近いものがあるように見えました。わかんないけど。
勉強会での会話は別にそんなに剣呑ではなかったから、何か知ってたり含みを持たせつつも「こいつ気に入らねぇな」って感じかなと。互いに何を知っているのかはわかりませんが……!





五十嵐さんと高崎さん。
五十嵐さんは高崎さんのことを守るためにメール通知を出したらしいのですが、でもそれは根島くんとの恋を応援するわけじゃないのだそうで。
クールっぽい子で、はじめは女子と仲良くしてても壁を作ってるような高崎さんを気に入らなかったのが、ひょんなことから高崎さんが根島くんを好きだということを知って、その時の高崎さんの恋する表情と壁のない本当の姿を見て、根島くんに恋をしている姿を見て、恋ってなんて綺麗なんだろうって、その綺麗な恋を守りたいと思ったと。
この時の流れとか言動から見て、もしかして五十嵐さんは恋する高崎さんを好きになったのでは……?とか一瞬思った。


男に恋する人が出てくるなら女の子に恋する子も出てくるだろうという安直すぎる考えだけど




と特に気になった関係をあげてみましたが、一生を添い遂げる相手があてがわれる、というのでメインじゃないキャラの恋愛のサブストーリー(といっても矢嶋さんくらいだけど)もあるし、やはり家族を作るということで、主人公達の家族のことも関わってくるので、家族ものとしても読めそうなところはあるかもしれません。


なんか一気に読んだ勢いで書いたのでマーケティングにもなってない気がしますが、是非1度読んでみてください。